2018年4月16日月曜日

実は分かっていなかった「分かったか?」「はい」

本記事は次の様な方に相性が良い記事です。

・部下をお持ちの方。
・コミュニケーションのズレに関心のある方。
・言語の悪い点を知っておきたい方。

その様なあなたは、コミュニケーションのズレに対して苦労も経験し、苦労と向き合い超えてきた武勇伝もお持ちの事でしょう。

本記事は、言語の悪い点に着目します。共感するところがあれば嬉しく思います。



上司と部下。よくある質問と答え


上司と部下の間では、交流が盛んな程、良い仕事が出来ます。交流する上で質問と答えが行き来しています。上司と部下におけるよくある質問を答えの内、一つに触れたいと思います。


仕事を振る上司と仕事を受け取る部下


上司は部下に仕事を振ります。部下に仕事の内容を伝える時に、意思疎通を図る道具として言葉や文字など言語を使います。言語を通して意思が疎通されているかどうかを確認します。

言語を通して、上司は部下に仕事を振ります。言語を通して、部下は上司から仕事を引き受けます。


意思疎通が必要


部下に割り当てられるまでは仕事は上司が所有しています。上司の元にある仕事が、上司の手を離れて部下が取り組む様になる為には、上司の元にある仕事を上司が取り組むかの様に部下へと引き継ぎたいところです。

上司は、本来は自分自身が取り組む仕事を自分に変わって、部下に果たしてもらえる様にする仕事があります。上司がその仕事を果たすには、果たされるべき仕事にまつわる全ての意思が、部下へと引き継がれていくべく表現する過程があります。

部下へと意思を表現し、部下に伝達される事が上司の仕事です。主に言語を道具として、その仕事を果たします。

上司は部下に意思疎通を図ります。


意思疎通を確認


部下が仕事を理解しているのかどうかを確認する作業を上司はするでしょう。意思疎通が行われていたのか、意思伝達は出来ているのか、を確認したいところです。

意思疎通、意思伝達が起きていないのであれば、上司は部下に振り分けるという仕事を終えていない事になります。ですから、その仕事を終えた事を確認する意味でも、意思疎通が図れていたのかどうかを確認します。

上司と部下の間柄や特徴にも寄りますが、やはり基本は質問と答えが双方に行き来しながらの交流となりそうですね。


よくある質問と答え


その中でも確認作業にまつわる質問と答えとして、よくある質問と答えがあるかと思います。

「分かったか?」
「はい」

あなたも経験した事がある会話ではないでしょうか?この言葉の行き来は、あらゆる場面で何回も経験しているかと思います。

確認作業が終わりますと、部下へ仕事を割り振るという上司の仕事が終わった事を確認するかと思います。

部下から仕事を果たした報告を待ちます。



仕事は問題解決。別の領域で生まれる問題


仕事は問題を解決する事です。

ところが、上司と部下の間で問題が生まれていたという事も沢山あります。その事が理由となって、お客様の問題を解決する事が出来ない事も起こり得ます。

果たしたい仕事とは別の領域で生まれる問題というものがあります。



仕事は問題解決


お客様の問題を解決しようとして上司である人物が仕事を所有している場合、お客様の問題を解決できましたら仕事を果たした事になりますし、問題を解決できなかった場合は仕事をしたとは見なされない事でしょう。

会社では、お客様の問題を解決する事が叶わない事も沢山経験する事があります。上司も、それを経験する事があります。


お客様の問題を部下に解決してもらいたい


お客様の問題を解決する仕事を上司が持っている時、それを以下に効率良く大量に、そして多機能で柔軟性の高い仕事へと化けさせるのかは上司としての腕前の一つかも知れません。

多くの場合は、その手段として部下に仕事を振ります。ある意味では、上司を上回るパフォーマンスを期待して部下に仕事を割り振ります。

部下が仕事を果たしてくれる事は、上司が1人で仕事を果たす以上に生産性の高いものへと化けていきます。


部下が問題を解決していない


期待して部下に仕事を振りましたが、部下がお客様の問題を解決していない事が後になって分かりました。

生きていると色々あります。
その様な事も起こります。

元々は、上司の元にあった仕事だという事もあり、解決していない問題に対して上司が介入します。


部下は理解していなかった


介入した上司が、お客様の話を聞いたり、部下の話を聞いていく中で明確に見えた事がありました。部下は上司の話を理解していませんでした。

上司は、ただただ驚くばかりです。

「分かったと言ったじゃないか?」
「はいと返事したのは何だった?」
「どうして確認してくれなかった?」

怒りでしょうか?
哀しみでしょうか?
諦めでしょうか?

色んな感情が走るかも知れません。


上司も部下も意思疎通に成功していると思っている


上司の元にあった仕事を部下に割り振り、その仕事を振り終えた時の確認のシーンが思い出されます。上司の質問は「分かったか?」であり、部下の答えは「はい」でした。

上司は部下の答え「はい」を聞いていますので、部下は上司である自分の言う事を理解したと思っています。

部下は上司に答え「はい」を伝えていますので、部下である自分は上司の言う事を理解したと思っています。

「はい」という言語を通して、上司も部下も意思疎通に成功していると思っています。お客様の問題の他に、もう一つ問題が生まれてしまっています。それは、本来果たしたい仕事とは別の領域において生まれています。


ズレと遭遇する時、次の一手は?


お客様の問題を解決していないという時点で明らかになっている事は仕事が出来ていません。

上司が介入して明らかになった「部下は理解していなかった」という事ですが、「はい」という答えを通して上司も部下も意思疎通が出来ていたと思っていた事が実はズレていたという事に遭遇します。

意思疎通にズレが起こり、意思伝達が起きていなかった事が露呈した時、次に打てる一手とはどの様なものでしょうか?

その一手によって成功へと導いた方は一つの大きな武勇伝となっている事でしょう。

それはそれで素晴らしい事ですが出来れば、後になって気付くズレよりも、ズレが起きている正にその瞬間に気付き、その場で打てる一手があれば、目立たないかも知れませんが美しい武勇伝となるのではないでしょうか?


言語が指し示している先が違う


「はい」という同じ機能を持っているかに思える言語ですが、上司が解釈する「はい」と部下が表現する「はい」には、細かく見ると違った意味合いが隠れています。

「はい」

に着目していますが、

「分かったか?」

に着目しても同様の事が言えます。言語は、それが指し示している先が違う事が多分にあるにも関わらず、まるで同じものを指示していて、意思疎通が図れていると勘違いする場合が多くあります。

そして気付かない事が大半です。

後になって気付く事は簡単ですが、事が起きてからでは遅いという性質が仕事にはあります。後になって気付く前に、起きている最中から、起きている手前から、その事に気付き、対応できる自分でありたいと多くの上司の方は思っているのではないでしょうか?



本記事では、言語の持つ悪い点に着目しました。このシリーズは別の記事でも書き綴りますので、宜しかったらそちらも併せてお読みください。

読んで下さって有り難うございました。

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